司法書士試験という敵を知る
いよいよ私も受験勉強に突入するわけですが、いざ勉強を始める前に司法書士試験という相手を知ろうと思いまして、またもやグーグル先生やウィキペディア先生に教えてもらいました。(実際は勉強から逃げ腰だったのだと思われます)
合格率の低さの理由
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先日の予備試験の記事を見て頂いたら分かると思いますが、司法試験は【法科大学院を卒業する】もしくは【予備試験に合格】しないと受験さえできないのです。二次試験は行けば合格
司法書士は、常に品位を保持し、業務に関する法令及び実務に精通して、公正かつ誠実にその業務を行わなければならない。
まとめ
- 簡単な試験とは言えないけれど、司法書士試験の合格率はそこまで低くはない
- 何とか1次試験を突破すれば、2次試験は行けば大丈夫!(経験者は語る)
【続報】資格スクエアのこと
効率とかコストパフォーマンスという言葉が好きな私は、先日の司法書士予備校比較のまとめを作成しました際に、かなり驚いた「資格スクエア」が気になってしまいまして、もう少しいろいろ調べてみました。(今日も少し脱線です)
資格スクエアとは
代表者は鬼頭政人さんという方。1981年生まれ。TOEIC900点超、簿記検定1級、司法試験合格など数々の難関資格に合格。東大、弁護士、政府系投資ファンド、起業という異色のキャリアを持つ。「頭の良さとは勉強の効率化にある」と、勉強効率に特化した資格試験オンライン学習サービス「資格スクエア」を起業。(資格スクエアホームページより)
素晴らしい経歴の持ち主ですね。資格スクエアは2013年から運営なさっているようです。お名前で調べてみましたら、著作もありますあります!
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資格試験に忙しくても一発合格!超高速暗記術 [ 鬼頭政人 ] 価格:1,512円 |
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実績
資格スクエアを調べていて一番驚いたのはご存知の通り「価格」ですが、2番目に驚いたのは「司法試験予備試験の合格者数」です。
資格スクエアの予備試験講座はまだ5期目であるにもかかわらず、わずか4年で累計100名以上の予備試験合格者を輩出し、2018年の予備試験では70名以上の合格者を輩出しているそうです。
予備試験が何か分からない、以前の私のような方のために
予備試験とは「法科大学院修了程度の知識・能力があるかを判定する試験」です。
予備試験に合格すると、法科大学院を修了していなくとも、司法試験の受験資格を得ることができます。法科大学院に通っていない人にとっては、弁護士になるための第一関門だと言えます。
(だいぶアバウトですが)法科大学院に通わなくても、予備試験に合格すれば司法試験を受けるためのチケットを手にできる!ということですね。
そうはいっても、何年も法科大学院に通った人と同等の知識・能力を得ることがどれほど大変なことかは言うまでもないと思います。
そこでまた価格の話に戻るのですが、膨大な予備試験の内容をどうやったらこの価格で提供できるのかと、本当に驚くわけです。
膨大な予備試験の内容をコンパクトにまとめる独自の方法があるのでしょう。
超優秀な方が起業なさった予備校なので、勉強方法も従来の予備校とは異なるものを期待してしまいますね。
資格スクエアの独自メソッド
予備試験に関しては、この2つのメソッドが特徴的なようです。
- 逆算思考の司法予備合格術
試験合格から逆算して、合格のために必要な能力を、資格スクエアで合格した累計100名以上の合格者及び数百人の受験生にアンケートを実施し、講座として提供するべきものを逆算しているそうです。
- レベル別学習法
上記の講座では、レベル別学習法を採用し、各講座や添削・答練の使い方について、あえて細かく指定しているそうです。
大きく4つに時期を分けた上で、各時期でレベルを15設定し、合計で60レベルを各科目について設定して、細かな課題を沢山こなすことで、受験生が1つ1つ確実にレベルアップできるようです。
まとめ
私の知人で法科大学院を卒業したけれど、司法試験に3回失敗。司法書士を目指したけれど司法書士試験にも合格できず。結局予備試験を受けることにした人がいます。
長い長い年月はかかりましたが、結果その人は予備試験にも司法試験にも晴れて合格しました。結果オーライではありますが、その人にとっては司法書士試験に費やした時間は遠回りなわけです。
司法書士になりたいわけでもないのに、滑り止めのように司法書士試験に臨んでいたというやる気のなさも合格しない原因の一つだったのはないか、と私は思うわけですが、要するになりたい資格があるのなら、寄り道せずにその資格を目指したら良いと思うのです。流れで司法書士になった私には言われたくないかもしれませんが(笑)
費用面で資格試験を諦めなくて良い!と、最初はとにかく価格で驚いた資格スクエアでしたが、講座内容も信用して大丈夫そうですね。というお話でした。無料の資料請求か無料の会員登録をしてみても損はないと思いますよ。
卒業旅行に行こう!
予備校も決めたし、お金もなんとか工面できたし(しつこいけれどお母さんありがとう)、いよいよ受験生だわ…とりあえず自由人の卒業旅行に行こう!
とまた都合の良いことを考えた私は、受験勉強の前にまた旅に出ました。
自由人卒業旅行
さて、以前も書いたこの3点セットで旅行を決めて、まずは卒業旅行に出かけました。
大学の卒業旅行も行っているので、実質2回目の卒業旅行です(笑)
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タクシーの利用は危ないのか?
空港からホテルまでの交通手段。どうしていますか?ガイドブックに乗っているのはたいてい空港バス、鉄道、タクシーですよね。
私はほぼ100%タクシー利用です。だって、荷物が重いから!!
当然、帰りもフロントで前日にタクシーを予約して、ホテルから空港までタクシーです。
旅行のブログを見ると「タクシーはボラれる」とか「危ない」とかよく書いてありますが、ぼられると言っても、日本でもタクシーに遠回りされたりすることないですか?
あの程度ですよ、海外も。旅行なのですから、多少多めにみて楽しんだらいいと思います。ラクして楽しい方が良くないですか?
逆に道が分からなくて大きなスーツケースを持って町を歩いている方が危ない気がします。
タクシーに乗るコツ
とはいえ、海外でタクシーを利用するコツは多少あります。
- タクシー乗り場から乗る
- 流しは拾わない。この点は日本とだいぶ違います。
- バウチャーを買う方法もあります(※空港や大きな駅では販売していることが多いです。行き先まで定額なので、ぼられることがないです。)
- 目的地まで時間がどのくらいかかるか聞く(※たとえ答えを現地の言葉で言われて分からなくても、分かったフリをする(笑))
- 運転中は、Google Mapで間違った場所へ向かっていないかスマホで確認
- チップ文化の国ではきちんとチップを払う(※バウチャーを買ったときでも、荷物を降ろしてもらった時にはチップを渡しています。)
この辺りを押さえておけばまず危険はないです。
スマホを持ち歩くのは危ないのか?
Google Mapという言葉を出したので、スマホについても少し。
海外で、日本の感覚でスマホを操作していると「盗まれる」とか「危ない」と巷では言われていますが、それもあまりないですねぇ。スマホが普及していない国は話が別でしょうけれど。
ただし
歩きスマホはしない方が良いですよ!!スマホに夢中になっていて、スリなどの盗難被害に遭うことがありますから。
かといって、人気の無いところで立ち止まってスマホを見ない。単純に危険です。
最低限のことを注意すれば大丈夫です。翻訳アプリとか地図アプリなどは便利ですから、活用して旅を楽しみましょう!
今日はまたまた脱線しましたが、卒業旅行を経て、私はいよいよ受験生生活に入るのです。
司法書士予備校比較まとめ!!【番外編】
凝り性なもので予備校まとめにかなり夢中になってしまいました(^^;)
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せっかくなので、私の体験談も少し。
私の予備校選び
- 私はまず「通学(できれば生講義)」を選択しました。理由はただ1つ、映像だけを見ていたらきっと寝てしまうから(笑)しかし、大変申し訳ないですが、生講義でもどうしても起きていられず寝てしまったことはあるので、結果、通信でも変わらなかったと思います。
- 無料講義は受講(視聴)しました。理由は、講師の話し方が知りたかったから。どうしても、口調とか声とか、話し方の苦手な人って普段でもいませんか?そこが気になってしまったら、受講し続けられないと思ったのです。
- 立地。朝は苦手なので全日制はそもそも選択肢に入れず、仕事帰りに寄れる校舎のある予備校を選びました。(空いた時間に買い物とかお茶とかできる場所ならなお良し)
そのような条件で、某予備校に通いました。
何発合格ってそんなに大事?
予備校比較をしていて感じたのですが、「一発合格」という言葉が多いですね。
そりゃあ、1回で合格したら優秀ですし、費用も時間も大分圧縮できて何も悪いことは無いですよ。予備校も名前が売れて万々歳ですよ。
しかし!実際司法書士として仕事をしている立場から言わせてもらいますと、一発合格とか全然関係ありませんから!
司法書士になれば皆「司法書士」というくくりです。評価されるべきは仕事ぶりであって、受験回数ではありません。5発だって9発だって良いじゃないですか。不発で無ければ。
世間話として「何回くらい受験したの?」とか「何年くらい勉強したの?」と聞かれることはありますが、所詮ただの世間話です。
例えば名刺に「一発合格司法書士」とか「独学司法書士」なんて書いてあったら逆にひきます。そんなことを名刺に書く時代が来たら、私は「一発逆転司法書士」って書きますよ。
合格までにかかる時間は人それぞれですから、あまり「一発合格」という言葉に振り回されませんように。と、老婆心ながらお伝えしたかった次第です。
お金が無い
予備校の学費は元自由人にはかなり痛かったです。元自由人にそのようなまとまったお金はございませんでしたので、私は親に借りました・・・お母さんありがとう。(司法書士になってから、少し色を付けてきちんと返しましたよ。)
各予備校が教育ローンや分割払いに対応しているので、それらを利用する方法もあります。学費で挫折せずに検討して下さい。
費用工面のことを考えると、WEB講義のみとはいえやはり資格スクエアの学費にはびっくりします。旅行を1回我慢すれば支払える金額ですからね。
【2020年合格目標】司法書士予備校比較まとめ!!
どこの予備校で学ぶか?費用はどのくらいかかるのか?通学にするか通信にするか?どの講師がよいか?悩むところですよね。
私の頃の情報では古くて何の役にも立たないでしょうから、調べてみました。
今回ご紹介する予備校は、私も含め司法書士の知人たちが通ったことのある5校を選びました。
時間的に余裕がある方はまず、
- 無料の資料請求
- 無料講義の受講または視聴
から始めましょう!
比較条件は下記の通りです。
- 初学者向けコース
- 受講形態
- 料金(料金の幅はコースの受講形態で異なります)
※特典・割引については流動的でしょうから、各自調べて下さい※
LEC
資格試験を目指す人で知らない人はいない大手予備校です。大手ならではの情報量と蓄積されたノウハウが魅力です。専業受験生のための全日制コースがあるところが、他の予備校との一番の相違点ですね。
- 全日制コース、15か月コース、9か月速習コース
-
通学/WEB/DVD
-
45万円~60万円
-
65万円~85万円(全日制)
Wセミナー(TAC)
こちらも大手予備校ですね。先日ご紹介したあの山本浩司先生の講義が受けられます。山本先生は6ヶ月で合格なさったそうですので、その関係か、最短の8ヶ月コースが設定されています。ちなみに、法律系資格に強いWセミナーと会計系資格に強いTACは2009年事業を統合しています。
こんなにおもしろい司法書士の仕事〈第9版〉 [ 山本 浩司 ] 価格:1,944円 |
- 1.5年コース、1年コース、10か月速習コース、8か月速習コース
- 通学/WEB/DVD
- 45万円~60万円
伊藤塾
代表の伊藤真先生は弁護士資格をお持ちで、現役の弁護士としてもご活躍なさっています。伊藤塾は、法律系の資格に特化しているところが特徴的です。
- 1年コース、20か月コース
- 通学/WEB
- 45万円~55万円
クレアール
クレアールは通学は無く、現在はWEBとDVDでのみ受講可能なようです。プラス料金5万円で翌年度の受験もサポートしてくれる「安心保証プラン」や「お試し受験料をクレアールが負担」などのオリジナル特典が特徴的です。
- 1年コース、1.5年コース
- WEB/DVD
- 35万円~60万円
通学コースが無いからか、クレアールは他校より若干学費が安いです。
資格スクエア
まず、資格スクエアで驚くのは圧倒的なコストパフォーマンスです。
校舎を持たずに固定費や人件費を抑えているので価格が安いそうですが、あまりの価格の安さに2度見しましたよ。講師の三枝先生は以前上記の大手予備校で講師をなさっていたと記憶しています。
- コースではなくパックプラン
- WEBのみ
- 19万円~27万円(2度見しましたか??間違いではございません)
三枝先生の基礎講座は「資格スクール大栄」の司法書士講座本講義としても採用されているそうです。
まとめ
最新情報をまとめていて、個人的におもしろそうだと思ったのは「資格スクエア」ですね。私が受験生の頃はあまり無かったeラーニングの市場がここまで成長し、その結果、価格もここまで抑えられることに感動さえしました。オンラインレジメなども興味津々です。とりあえず、無料会員登録だけでもしておくと良いかもしれませんね。
さて、司法書士って何をするんだろう?
パンフレットを頂いていい気分の帰り道。ふと思う・・・司法書士って何する人?教えてグーグル先生!
司法書士の資格とは
司法書士(しほうしょし)とは、司法書士法に基づく国家資格であり、専門的な法律の知識に基づき登記及び供託の代理、裁判所や検察庁、法務局等に提出する書類の作成提出などを行う。また、法務大臣から認定を受けた認定司法書士は、簡易裁判所における民事訴訟、民事執行、民事保全、和解、調停などにおいて当事者を代理することができる。弁護士・弁理士・税理士・行政書士・社会保険労務士・土地家屋調査士・海事代理士と共に職務上請求権が認められている8士業の一つである。(ウィキペディア)
8士業などと言われると少しかっこいいですね。でも漢字だらけでよく分からない。
私が司法書士試験を受けると決めた本
グーグル先生に聞いても、具体的に何をする資格なのか今いちピンと来なかったので、本屋に行きました。そこで私の人生を決めた本に出会いました。この本を読んで「この資格を取ろう!」と期待に胸を膨らませたのでした。
こんなにおもしろい司法書士の仕事〈第9版〉 [ 山本 浩司 ] 価格:1,944円 |
山本浩司先生は、今もWセミナーの講師として活躍なさっています。もう第9版になるので、やはり人気本なのですね。
司法書士の仕事がどのような仕事なのか、合格後どのように開業したのか等、ご自身の経験を具体的に書いてくださっています。
司法書士を目指そうと思っている方、受験生活が長引いてしまって辛い方、どうぞぜひ一度読んでみて下さい。
私も受験勉強中のモチベーション維持に何度も読みました。
「本当にこんなにおもしろいの?」などと茶化しながら偶然手に取ったこの本が、私の人生を決めました。いつかお会いできたら、山本先生ご本人にお礼を言いたいと思っています。
司法書士試験
「うん。司法書士になろう。」と単純な私はそう決めてしまったので、あとは行動あるのみです。(私はこうと決めてしまうと行動は早いのです)
他の資格と比較検討もしませんでした。今思えば本当に短絡的ですけれど。
さて、司法書士試験の内容もご紹介しておきます。
- 受験資格・・・・なし
- 受験手数料・・・8000円
- 試験日・・・・・7月の第1日曜日
- 試験時間・・・・午前の部9:30~11:30/午後の部1:00~4:00
試験時間長すぎない?これが最初の感想でした(笑)
司法書士試験に独学で合格している方もたくさんいるようですが、私は到底独学で合格できるとは思えなかったので、当たり前のようにスクールに行きました。
次回は、私の受験のスクール選びについて書きますね。
自由人卒業!
自由人、卒業します!
旅行や派遣の話をいろいろ書きたくなっていますが、司法書士としての自分を振り返るブログにしたことを思い出し、自由人話は後回しにします。
自由人卒業
だいたい1年くらい、旅行→派遣→旅行→派遣→旅行を繰り返していました。1年も頑なに自由人をしているとだんだん誰も何も言わなくなっていて、私も「このままでも良いかなぁ」と思っていたのですが、自称自由人。同じ生活に単に「飽きた」のです。
手に職を
とはいえ、今さら就職活動しても就職できないだろうという諦めもあり、どうしたものかと考えていました。派遣先で直雇用というありがたいお話を頂いたりもしていたのですが、どうにも週5日働く気にもなれない。ワーキングホリデーで海外で暮らす。当時は1番魅力的な選択肢でしたけど、旅行英語しかできない私が海外で働くなんて無理!と思っていました。そもそも旅行で行くから楽しいだけで、生活したら楽しくなくなるかもしれない。それは困る。などと相変わらずどうしようもない思考回路でしたが、きっかけは友人の一言でした。
「暇なら資格でも取れば?」
その友人曰く「そんなことを言ったことは全く覚えていない」そうなので、どうしようもない私にかけてくれた慰めの言葉のひとつだったのかもしれません。
が、「資格」とは当時の私にとって、何とも魅力的な言葉でした。なぜって、資格試験のために勉強するということは、毎日働かないことへの免罪符だと思ったから(笑)
何の資格を取ろう?
一言に資格といっても、世の中には山のように「資格」があるようでして、動機が不純な私は一体何の資格をとったらよいのかサッパリ分かりませんでした。資格を取るならユーキャン?本気になったら大原?(本気になっていないからダメだな。とか)
とりあえず派遣の仕事の帰り道にあったWセミナーでパンフレットをもらうことにしました。旅行のパンフレット感覚で、パンフレットをささっと頂いて帰ろうと思っていたのですが・・・
スタッフ「何かお探しですか?」
私「あ、あの、し、四角、いえ資格を・・・モゴモゴ」
スタッフ「失礼ですが、大学は何学部でしたか?」
私「(一応)ホウガクブです」
スタッフ「でしたら、法律系の資格が良いのではないでしょうか」
(中略)
スタッフ「司法書士でしたら、女性でも独立しやすく、1000万円以上の収入も方もいらっしゃるようですよ 」(※あくまで「1000万円以上の収入の方もいらっしゃる」というお話で、全員がそうなれるわけではありません。少なくとも私は全然違います)
その言葉を聞いた時「独立=自営業=自由」!!(※現実はかなり違います。当時の私の方程式です。)
司法書士…良いかも。
こうして私は自由人を卒業することとなりました。