そうだ。司法書士になろう。

現役司法書士が合格までの過程をゆるーく綴っています。

司法書士試験という敵を知る

いよいよ私も受験勉強に突入するわけですが、いざ勉強を始める前に司法書士試験という相手を知ろうと思いまして、またもやグーグル先生やウィキペディア先生に教えてもらいました。(実際は勉強から逃げ腰だったのだと思われます)

合格率の低さの理由

合格率はだいたい2.2~3.5%です。一見低いですよね?でも、思い出して下さい。
司法書士試験は誰でも受けられる試験であることを!
受験資格は、このページの「司法書士試験」のところにも書いてあります。

shihoshoshininarou.hatenablog.jp

先日の予備試験の記事を見て頂いたら分かると思いますが、司法試験は【法科大学院を卒業する】もしくは【予備試験に合格】しないと受験さえできないのです。
それに比べて、司法書士試験は門戸が広いのです。つまり、本気で合格する気持ちで勉強をしてきた人達だけを分母にすると、そこまで合格率は低くないということが分かりますよね。
私は勉強を始める前にこのことを知って、ホッとしたことを覚えています。100人のうち2~3人しか受からない試験に受かる気なんてしませんでしたから。皆様も、合格率という統計マジックに迷わされませんように。
今仕事をしていても「(合格率の低い試験に受かって)すごいですね」と言って頂くことはよくあります。その都度私は、受験資格に制限が無いお話をします。
現実はそんなに合格率は低くないのに、すごいと言ってもらうのが恥ずかしいから(笑)
私の説明よりずっと分かりやすい記事が資格スクエアのコラムにありました。
トップページの下の方の「コラム」の中から司法書士を選んで読んでみてください。

 

二次試験は行けば合格

二次試験は形式的とよく言われますが、経験上、その通りです。受験中は行けるか分からない二次試験のことなど全く考えませんでしたが、いざ一次試験に受かると「大丈夫だよ」と誰に言われても、自分だけは落とされるのではないかと不安になる二次試験。
恥ずかしけれど、本当に行けば大丈夫な証明として、私のしどろもどろ面接の経験談を書きますよ。
1問目;(定番中の定番!!司法書士法第2条)
司法書士は、常に品位を保持し、業務に関する法令及び実務に精通して、公正かつ誠実にその業務を行わなければならない。
→これは私も対策済。スラスラ答えましたよ。暗唱できるようになるのは、1次試験突破後で全然問題ありません!
2問目;(根抵当権の元本確定事由を3つ挙げてください・・・だったと思います。)
→・・・。・・・。頭が真っ白になりました。どこぞのおかみのように囁いて助けてくれる人がいなかったので「えーっと、えーっと。」目を白黒させて沈黙・・・。
当然、当時は元本の確定事由は全部分かっていました。でも、面接で聞かれたら言葉が出てこなかったのです。見かねた面接官の方が「○○の場合はどうですか?」「あ、はい。確定します。」「○○の場合は?」「あ、あ、それもです。」本当にこの調子だったのです。その後は何を聞かれたかさえ覚えていませんよ。
1次試験の合格発表よりも、2次試験の合格発表の方がドキドキしましたが、無事に合格しておりました。

まとめ

  • 簡単な試験とは言えないけれど、司法書士試験の合格率はそこまで低くはない
  • 何とか1次試験を突破すれば、2次試験は行けば大丈夫!(経験者は語る)